論文至上主義をゼロから考える〜その薬の効果はどのくらい?〜

猫好きの猫になりたい薬剤師です。どう医療に関わっていくか等々、薬剤師の一人である自身の感じたこと、考え方を投稿していきます。備忘録的な役割が大きいです。本ブログの記載内容については一切の責任を負えません。原著論文を参照して下さい。また情報の二次利用につきましては各々の責任でお願いいたします。記載内容に誤りがありましたら、ご指摘いただけますと幸いです。お問い合わせはこちらまで→【noir.van13@gmail.com】

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

情報リテラシーを学び、実践し、振り返る 〜立てよ、薬剤師〜

またまた雑記 6月頃から暖めていた内容を AHEADMAP会報誌秋号に寄稿しました!! aheadmap.jimdo.com 奇しくも、ある方と一部内容がかぶりました。その方、「るるー主」さんのブログがこちら↓ ph-lelouch.com 私は常々、日常業務に Evidence-Based Medicine…

薬はどのくらいで安定した効果が得られ、どのくらいで体内からなくなりますか?(JAGS. 1976; Charge)

修正履歴:7.6時間→7.6日(2017.10.25ご指摘ありがとうございます!) ⌘ 疑問 薬はどのくらいで安定した効果、つまり定常状態に達するのか。そして、どのくらいで体内から消失するのか。 ⌘ 結論 Ritschel(リッチェル)理論に基づくと、定常状態に達する薬の…

Up-To-Date Evidence of DPP-4 inhibitors(Last UpDated: OCT 14th, 2017)

⌘ 背景 経口血糖降下薬である DiPeptidyl Peptidase-4 inhibitors(DPP-4阻害薬)のオマリグリプチンの非劣性ランダム化比較試験の結果が発表された(2017年)。これまでに発表されているアログリプチン(EXAMINE)、サキサグリプチン(SAVOR-TIMI53)、そし…

エビデンスは "ナマモノ" である 〜AHEADMAP会報誌夏号〜

今回は雑記です。論文の批判的吟味ではありませんw 一次情報に触れることの重要性について AHEADMAP 会報誌夏号に寄稿しました!! 2型糖尿病の治療を例に、前提を疑うことや論文情報について紹介しています!(18ページを参照) aheadmap.jimdo.com (もう…