論文至上主義をゼロから考える〜その薬の効果はどのくらい?〜

猫好きの猫になりたい薬剤師です。どう医療に関わっていくか等々、薬剤師の一人である自身の感じたこと、考え方を投稿していきます。備忘録的な役割が大きいです。本ブログの記載内容については一切の責任を負えません。原著論文を参照して下さい。また情報の二次利用につきましては各々の責任でお願いいたします。記載内容に誤りがありましたら、ご指摘いただけますと幸いです。お問い合わせはこちらまで→【noir.van13@gmail.com】

雑記

お引越しします →あっ、ブログのことです

新しいブログを始めました! ↓以下の URL先にお引越ししました。今後ともよろしくお願い致します(=´∀`)人(´∀`=) 「Re: 論文至上主義をゼロから考える薬局」 https://noirvan13.xsrv.jp/ noirvan13.xsrv.jp 以前に書いた記事も、加筆修正し再投稿していきま…

アポリアaporiaとは?

アポリア(〈ギリシャ〉aporia) 《道のないこと、の意》1 アリストテレス哲学で、一つの問いに対する答えとして相反する二つの見解が等しく成立する場合をさす。2 一般に、解決の糸口を見いだせない難問。 (デジタル大辞泉より転載) 私個人としては上記…

情報リテラシーを学び、実践し、振り返る 〜立てよ、薬剤師〜

またまた雑記 6月頃から暖めていた内容を AHEADMAP会報誌秋号に寄稿しました!! aheadmap.jimdo.com 奇しくも、ある方と一部内容がかぶりました。その方、「るるー主」さんのブログがこちら↓ ph-lelouch.com 私は常々、日常業務に Evidence-Based Medicine…

エビデンスは "ナマモノ" である 〜AHEADMAP会報誌夏号〜

今回は雑記です。論文の批判的吟味ではありませんw 一次情報に触れることの重要性について AHEADMAP 会報誌夏号に寄稿しました!! 2型糖尿病の治療を例に、前提を疑うことや論文情報について紹介しています!(18ページを参照) aheadmap.jimdo.com (もう…

構造主義科学論の冒険 著者:池田清彦

ある人に勧められて『構造主義科学論の冒険』を読んだ。 https://www.amazon.co.jp/構造主義科学論の冒険-講談社学術文庫-池田-清彦/dp/4061593323 以下、ただの個人的感想です。 ・科学は観察可能なもの(見えるもの=現象)を不変の同一性(見えないもの=…

ア・プリオリpriori と ア・ポステリオリposteriori とは?

カントの認識論で、よく用いられているコトバ。 私個人の解釈では、 ア・プリオリとは "経験によらず" もともと備わっている能力や個性。つまり経験から独立した認識。 → 先天的、直感的なものという『コトバ』。 → 分析的な判断は、その真偽において経験を…

かかりつけ薬剤師とは何ですか?

はじめに断っておくと、2016年4月1日からはじまった制度の説明ではありません。 私の内のコトバの定義を記します。 と、言いつつ制度内容にも触れます。 ある先生のコトバにかなり影響を受けている私、その私が考えている "かかりつけ薬剤師" とは、 『患者…

処方提案するときに心がけていることは何ですか?

本題に入る前にコトバと現象について触れておきたい。 私が当たり前と考えていることをコトバにしたい。 ある現象をコトバで説明しようとするときに各々、個々人の頭で考えている。 そんなの当たり前だ!と言われそうだがココが重要なのである。 コトバを発…

海外の臨床試験の結果を日本人に当てはめられますか?

EBMを実践しようと論文を読み始めたときに、ふと『海外のデータばかりだな、日本人に活用できるのかな?』と思った。 今考えるとナンセンスで、どーでも良いことなのだが、当時の自分にとっては重要だった。 そんなとき、ある先生のコトバに横っ面をひっぱた…

クオリアqualiaとは?

クオリアqualia:個々人が主観的に体験する"質(感じ)"のこと 以下、大辞泉より引用 →感覚的・主観的な経験にもとづく独特の質感。「秋空の青くすがすがしい感じ」「フルートの音色のような高く澄んだ感じ」など。感覚質。 『科学でいうところの物質は同一で…

初投稿!

自身の勉強用ブログ、備忘録ブログとして開設しました。 薬剤師として働くなかで、知識や考え方等々、投稿していきたいと考えています。